三者討論では石破茂に違和感を覚えた

 昨12日の自民党総裁選公開討論会(日本記者クラブ主催)では、石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長の3候補の政治姿勢や信条、考え方の違いが改めて明らかになった。
 その中で、石破茂の主張には強い違和感を覚えたのだ。
 彼が言うのは理想論で会って現実味に乏しいことだ。彼が言っているのは基本中の基本を云うものだから聞いていたら「なるほど」と思いはするがジャア現実にやろうとするとできないのだ(笑)

 典型的なのは憲法改正だ。9章2項を削除しろと言うが現状でできるかと言えばできはしない。
 だから安倍首相が言うように段階的に「自衛隊の身分を明確しよう」と言うとこれにくいつくわけだ。  

 その点を産経新聞の阿比留瑠比氏が述べた居るのでどうぞ・・・



 開討論会 違和感覚えた石破氏の主張 阿比留瑠比の「観戦記」
2020.9.12

 12日の自民党総裁選公開討論会(日本記者クラブ主催)では、石破茂元幹事長、菅義偉(すが・よしひで)官房長官、岸田文雄政調会長の3候補の政治姿勢や信条、考え方の違いが改めて明らかになった。その中で、石破氏の主張には強い違和感を覚えた。

 3候補は目指す国家観について、それぞれ次のように訴えた。

 「一人一人に『居場所』があり、一人一人が幸せを実感できる国を作らなければならない」(石破氏)

 「まず自分でやってみる。そして地域や家族が互いに助け合う。その上で政府がセーフティーネットワークで守る」(菅氏)

 「優しい、公益にも資する持続可能な資本主義を考えていかなければならない」(岸田氏)

 菅氏からの言葉からは「天は自ら助くる者を助く」とのことわざが思い浮かび、岸田氏の指摘もうなずける。ただ、石破氏の居場所論は民主党政権時に輿石東元参院副議長が唱えていたこんなセリフを連想させる。「全ての人が『出番』と『居場所』のある社会」また、石破氏「一人一人の幸せを強調していたが、政治が個人の内面に立ち入るようなことは約束していいのか、作家の坂口安吾はこう書いている。
 「政治による救いなどは上皮だけの愚にもつかない物である」(『隋落論』)「政治は、人間に、また、人性にふれることは不可能なのだ」(『続隋落論』) 
 拉致問題に関する石破氏の主張も首肯できない。かつて拉致議連会長を務めたにもかかわらず、ブルーリボンバッヂをつけようとしないこともそうだが、この提案はどうか。
 「東京と(北朝鮮の)平壌に連絡事務所を置き、(水面下だけでなく)表舞台できちんと論じることが大事だ」
 連絡事務所に金正恩朝鮮労働党委員長が出てくるならともかく、下っ端といくら議論しても解決に結びつくとは思えない。そもそも設置案に関しては、これまで拉致被害者家族会や救う会が反対を表明してきた経緯もある。拉致被害者、増元るみ子さんの弟である照明さんは11日にもフェイスブックに記している。
 「平壌に連絡事務所を作り調査したところで、人員的な問題で北の調査結果を聞かされるだけで検証など出来る訳がない。つまり、連絡事務所は、北の主張を受け入れる為の方便であり、被害者救出にはつながらない。
 外交をめぐって、石破氏は「(対立を深める)米中が協力する世の中を作っていくのが日本の役割だ」と述べたことに対しても、理想論的でで浮世離れしているとの感想を持った。
 菅氏は、安倍晋三首相の外交の成果を高く評価して自身が首相についても「当然、御相談はさせていただく」と述べ、安倍内閣で4年以上も外相も務めた岸田氏も安定感を見せた。
 「今日までの発言立場にとらわれ過ぎてきた」
 こう語った岸田氏はこれまで発信力が弱いといわれてきたが、この日は身振り手振りが3候補の中で一番大きく、素直なもの言いもどこか吹っ切れたとの印象を受けた。 (阿比留瑠比)